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コロナ禍の外出禁止で学齢児童の近視増加

2021年2月4日  JAMA Ophthalmology

中国・肥城市の小学校10校の児童12万3535人(6-13歳、52.1%が男児)を対象に、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)流行による外出禁止と近視進行の関連を前向き横断研究で検討。2015-20年に学校で実施された視覚検査フォトスクリーニングの結果19万4904件(38万9808眼)を解析した。 その結果、2015-19年に比べると、外出禁止令が出された2020年には著しい近視化が見られ、等価球面屈折度数の変化量は6歳児-0.32D、7歳児-0.28D、8歳児-0.29Dだった。2020年および2015-19年の近視有病率は、6歳児で21.5%、5.7%、7歳児では26.2%、16.2%、8歳児では37.2%、27.7%だった。2020年とそれ以前とで比較した9-13歳児での等価球面屈折度数および近視有病率の差は極めて小さかった。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるものではありません。...