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ニボルマブ+イピリムマブで切除不能MPMのOS改善

2021年2月7日  Lancet

治療歴がない切除不能な悪性胸膜中皮腫(MPM)患者605例を対象に、ニボルマブとイピリムマブの併用療法によって化学療法(ペメトレキセド+シスプラチンまたはカルボプラチンの併用)と比べて全生存期間(OS)が改善するかを非盲検無作為化第III相試験で検討した(CheckMate 743試験)。 事前に規定した中間解析(追跡期間中央値29.7カ月)の結果、ニボルマブ+イピリムマブ群は化学療法群に比べてOSが有意に長くなった(中央値18.1カ月 vs. 14.1カ月、ハザード比0.74、96.6%CI 0.60-0.91、P=0.0020)。2年全生存率はニボルマブ+イピリムマブ群41%、化学療法群27%だった。グレード3-4の治療関連有害事象がニボルマブ+イピリムマブ群300例中91例(30%)、化学療法群284例中91例(32%)に認められた。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるものではありません。詳...