1. m3.comトップ
  2. 海外ジャーナル
  3. 母親の自己免疫疾患で児のADHDリスク上昇

母親の自己免疫疾患で児のADHDリスク上昇

2021年2月9日  JAMA Pediatrics

母親の自己免疫疾患と子の注意欠如・多動性障害(ADHD)との関連を傾向スコアマッチング法で検討。2000-10年に豪ニューサウスウェールズ州で出生した単胎正期産児を対象とするコホート研究の参加者のうち母親に自己免疫疾患があった児1万2610例を対象とした。 児のADHDの関連因子に、母親の自己免疫疾患(ハザード比1.30、95%CI 1.15-1.46)、1型糖尿病(同2.23、1.66-3.00)、乾癬(同1.66、1.02-2.70)、リウマチ熱およびリウマチ性心炎(同1.75、1.06-2.89)があった。この研究を含む研究5件のメタ解析から、児のADHDに母親の自己免疫疾患(同1.20、1.03-1.38)、1型糖尿病(同1.53、1.27-1.85)、甲状腺機能亢進症(同1.15、1.06-1.26)、乾癬(同1.31、1.10-1.56)との関連が認められた。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが...