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膵管腺がん、周術期化学療法でOS改善せず

2021年2月18日  JAMA Oncology

切除可能な膵管腺がん患者102例を対象に、周術期多剤併用化学療法(術前12週間+術後12週間)の有効性を第II相無作為化臨床試験で検討。55例を第1群[mFOLFIRINOX(フルオロウラシル+イリノテカン+オキサリプラチン)投与]、47例を第2群(ゲムシタビン+nab-パクリタキセル投与)に割り付けた。主要評価項目は2年全生存率とし、過去の補助化学療法試験データを基に事前に設定した閾値40%と比較した。 その結果、2年全生存率は第1群47%(95%CI 31-61)、第2群48%(同31-63)で、両群ともに40%を有意に上回ることはなかった。全生存期間中央値はそれぞれ23.2カ月と23.6カ月、切除術後の無病生存期間中央値は10.9カ月と14.2カ月だった。有害事象は、予測されていた血液毒性作用、疲労および消化管毒性だった。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるものではありません。詳しくは投稿フ...