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子宮筋腫の過多月経、レルゴリクス併用で改善

2021年2月25日  New England Journal of Medicine

子宮筋腫に伴う過多月経がある女性を対象に、経口ゴナドトロピン放出ホルモン受容体拮抗薬レルゴリクス、エストラジオールおよびnorethindrone acetate併用療法(1日1回投与)の有効性を24週間の第III相国際共同二重盲検プラセボ対照試験LIBERTY 1(L1)およびLiberty 2(L2)で検討。L1試験では388例、L2試験では382例をレルゴリクス併用療法群、遅延レルゴリクス併用療法群(12週間のレルゴリクス単剤療法の後、12週間の併用療法)、プラセボ群に割り付けた。各試験の主要評価項目は、奏効率(経血量が80mL未満かつ試験開始時から経血量が50%以上減少した患者の割合)、主な副次評価項目は無月経、経血量、出血および下腹部や骨盤不快感による苦痛、貧血、疼痛、筋腫体積、子宮体積とした。 その結果、奏効率は、レルゴリクス併用療法群ではL1試験73%、L2試験71%、プラセボ群ではそれぞれ19%および15%だった(いずれもP<0.001)。このほか、いずれのレルゴリクス併用療法群でも、プラセボ群と比較して、主な副次評価項目のうち筋腫体積を除く6項目で有意な改善が認めら...