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PPI使用で小児の喘息リスク1.5倍に

2021年3月6日  JAMA Pediatrics

スウェーデンの登録データを用いて、17歳以下の小児患者へのプロトンポンプ阻害薬(PPI)使用と喘息リスクの関連を全国コホート研究で検討。年齢と傾向スコアでマッチさせたPPI開始者と非開始者8万870組のを組み入れ、中央値3.0年の追跡期間で喘息発生リスクを評価した。 その結果、喘息発生率はPPI開始者の方が非開始者よりも高かった(1000人年当たり21.8 vs. 14.0、ハザード比1.57、95%CI 1.49-1.64)。PPI使用開始による喘息リスクは全年齢層群で有意に高かったが、特に乳児および幼児で高く、ハザード比は生後6カ月未満で1.83(95%CI 1.65-2.03)、生後6カ月から2歳未満で1.91(95%CI 1.65-2.22)だった(交互作用のP<0.001)。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるものではありません。詳しくは投稿フォームをご確認ください。) 記事へのコメント...