新型コロナに亜鉛とビタミンCの効果認めず

米オハイオ州およびフロリダ州の新型コロナウイルス（SARS-CoV-2）感染外来成人患者214例（平均年齢45.2歳、女性61.7％）を対象に、高用量亜鉛と高用量アスコルビン酸の効果を多施設共同無作為化臨床要因非盲検試験で検討。患者を亜鉛群、アスコルビン酸群、亜鉛＋アスコルビン酸併用群、標準治療群に均等に割り付けた。 その結果、主要評価項目に規定した症状重症度50％低下までに要した日数に4群間の有意差はなく、便益に対する条件付検出力が低かったため、試験は中止された。症状が50％軽減した患者が症状改善までに要した日数は、通常治療群が平均6.7日、アスコルビン酸群5.5日、亜鉛群5.9日、併用群5.5日だった（全体のP＝0.45）。累積重症度スコア、入院、死亡などの副次的転帰にも治療群間に有意差は認められなかった。 この記事への読者の皆様（医師）からのコメントを募集しています。（こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるものではありません。詳しくは投稿フォームをご確認くだ...