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前立腺がん検診、PSAよりMRIの方が診断精度高い

2021年3月10日  JAMA Oncology

英国で50-69歳の男性を対象に、前立腺がん検診に用いる前立腺特異抗原(PSA)検査、MRIおよび超音波検査の診断精度をコホート研究で比較(IP1-PROSTAGRAM研究)。全3種の検査に同意した408例を対象とし、いずれかの検査で陽性が示された場合は系統的生検を実施した。 その結果、画像検査の5段階評価でスコア3-5を陽性とすると、MRI(陽性17.7%)と超音波(陽性23.7%)はPSA値3ng/mL以上(陽性9.9%)に比べて陽性率が高かった(いずれもP<0.001)。スコア4-5を陽性とすると、MRI(陽性10.6%)と超音波(陽性12.8%)の陽性率はPSAと同等だった(それぞれP=0.71、P=0.15)。臨床的に意義のあるがん(グリーソンスコア3+4以上)の検出数はPSA値3ng/mL以上で7例、MRIではスコア3-5で14例、スコア4-5で11例、超音波検査ではスコア3-5で9例、スコア4-5で4例だった。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Comm...