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果物・野菜の摂取量が多いと死亡率が低い

2021年3月14日  専門誌ピックアップ

果物・野菜の摂取量と死亡率との関係を検討する前向きコホート研究とメタ解析を実施。心血管疾患(CVD)、がん、糖尿病のない、Nurses’ Health Study(1984-2014年)の女性6万6719例とHealth Professionals Follow-up Study(1986-2014年)の男性4万2016例を対象に、ベースライン時に食事摂取量を評価し、追跡調査した。上記2コホートおよび別の前向きコホート研究24件の結果を含む用量反応メタ解析も実施した。 追跡期間中に3万3898例が死亡した。交絡変数、危険因子で調整すると、果物・野菜の摂取量と総死亡率ならびにがん、CVD、呼吸器疾患の原因別死亡率との間に非線形逆相関が認められた(すべてP nonlinear <0.001)。果物・野菜の1日当たり摂取量が約5サービング、または果物2サービングと野菜3サービングで死亡率が最も低かった。189万2885例中死亡14万5015例を含む用量反応メタ解析でも同様の結果が得られた(5サービング/日の場合の死亡の要約リスク比0.87、95%CI 0.85-0.88、P nonline...