脳海綿状血管奇形にプロプラノロールが有望、マウスで効果を確認
誘導型内皮特異的Ccm3ノックアウトマウスモデル(CCM3iECKO)を用いた前臨床試験で、脳海綿状血管奇形(CCM)に対するプロプラノロールの効果を検証した。 その結果、プロプラノロール治療によりCCM3iECKOの脳と網膜の両方でCCM病変の量、サイズ、体積が低下した。透過型電子顕微鏡で、原形質膜のくぼみ(plasmalemmal pits)やペリサイト基底膜の肥厚などの新たな特性がCCM3iECKOの病変で確認されたが、こうした特性はプロプラノロール治療で消失した。プロプラノロール治療後にCCM3iECKOの病変のペリサイトによる被覆率は増加し、血管漏出は抑制された。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるものではありません。詳しくは投稿フォームをご確認ください。) 記事へのコメント投稿はこちら ...
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