1. m3.comトップ
  2. 海外ジャーナル
  3. 魚の摂取で高リスク者のCVDイベント減

魚の摂取で高リスク者のCVDイベント減

2021年3月21日  専門誌ピックアップ

血管性疾患の有無による魚の摂取量と心血管疾患(CVD)および死亡のリスクの関連の差を国際コホート研究4件のデータを統合解析して検討した。魚の摂取量は食物摂取頻度質問票で記録し、主要評価項目は死亡および主要CVDイベント(心筋梗塞、脳卒中、うっ血性心不全、突然死など)とした。 58カ国計19万1558人(平均年齢54.1歳、男性47.9%)のデータを解析した。血管性疾患の高リスク者および血管性疾患がある患者では、魚の摂取量が175g(2サービング)/週以上になると、主要CVDリスク(ハザード比0.84、95%CI 0.73-0.96)と総死亡リスク(同0.82、CI 0.74-0.91)が低下した。血管性疾患のない一般集団では関連が認められなかった(主要CVD:I2=82.6、P=0.02、死亡、I2=90.8、P=0.001)。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるものではありません。詳しくは投稿フ...