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心房細動のエドキサバン低用量、高用量より主要NCO良好

2021年3月28日  Journal of the American College of Cardiology

心房細動患者1万4014例を対象に、エドキサバン低用量レジメンと高用量レジメンの有効性を二重盲検無作為化試験(ENGAGE AF-TIMI 48試験)の事前設定解析で検討。低用量群(1日1回30mgを投与し、特定の患者では15mgに減量)と高用量群(1日1回60mgを投与し、特定の患者では30mgに減量)に患者を割り付けた。 その結果、主要な正味の臨床転帰(NCO、脳卒中、全身性塞栓症、大出血または全死亡)の発生頻度は、低用量群の方が低かった(7.26% vs. 8.01%、ハザード比0.90、95%CI 0.84-0.98、P=0.014)。副次複合評価項目(障害を伴う脳卒中、生命を脅かす出血または全死亡)および三次複合評価項目(脳卒中、全身性塞栓症、生命を脅かす出血または全死亡)の発生頻度は、両群で同等だった。脳卒中または全身性塞栓症のリスクは、低用量群の方が高用量群よりも有意に高かった(2.04% vs. 1.56%、ハザード比1.31、95%CI 1.12-1.52、P<0.001)。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただく...