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透析患者の2次性HPT、エテルカルセチドでT50改善

2021年3月29日  専門誌ピックアップ

日本の透析センター23施設で、血液透析を受けている二次性副甲状腺機能亢進症(HPT)患者321例(年齢中央値66歳、女性35%)を対象に、エテルカルセチドの血清石灰化傾向(T50)に対する抑制効果を無作為化実薬対照試験で検討。被験者をエテルカルセチド(5mgを週3回)群またはマキサカルシトール(5µgまたは10µgを週3回)群に割り付けた。 intention-to-treat解析の結果、T50中央値はエテルカルセチド群でベースラインの123分から12カ月時の166分に、マキサカルシトール群で116分から131分へと長くなり、T50値の増加度はエテルカルセチド群の方が有意に大きかった(変化量の差20分、P=0.004)。握力や地域包括ケアシステムの認知症評価シートスコアに有意な群間差は見られなかった。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるものではありません。詳しくは投稿フォームをご確認ください。) ...