1. m3.comトップ
  2. 海外ジャーナル
  3. 前立腺がん、PSMA標的PET-MR/CTでオリゴ再発を早期検出

前立腺がん、PSMA標的PET-MR/CTでオリゴ再発を早期検出

2021年3月30日  European Urology

最大局所療法(根治的前立腺摘除術と術後放射線治療)後に前立腺特異抗原値が上昇した前立腺がん(PCa)患者72例を対象に、前立腺特異的膜抗原(PSMA)を標的としたPET-MR/CT検査がオリゴ再発PCaを早期に検出できるかを単施設単群第II相試験で検討。治癒目的の転移指向性治療(metastasis-directed treatment:MDT)に適したオリゴ再発状態の検出が可能だという仮定を検証した。 その結果、38例(53%)からMDTに適したオリゴ再発前立腺がんが検出された。37例(51%)がMDTに同意し、10例に手術を施行、27例に体幹部定位放射線治療を実施した。中央値15.9カ月の追跡で、MDT施行患者の全奏効率は60%。このうち生化学的無再発(biochemical no evidence of disease:bNED)は22%だった。1例(2.7%)にグレード3の毒性(術中の尿管損傷)が確認された。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Communit...