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外来診察時、透明マスクの方が患者に好印象

2021年4月1日  JAMA Surgery

マスクの種類が外科医と患者のコミュニケーションに及ぼす影響を無作為化試験で検討。外科医15人が新規外来患者を診察する際、受診ごとの無作為化計画に基づき、透明なクリアマスク(100例)または口元を覆う標準的なマスク(100例)を着用した。主要評価項目は、外科医とのコミュニケーションおよび外科医への信頼に対する患者の認識、外科医のマスク着用に対する患者の印象に関する定量的評価および定性的評価とし、外来診察後に患者に口頭で調査を実施した。 その結果、患者は透明マスクの外科医に対して、分かりやすい説明(透明群95% vs. 標準群78%、P<0.001)、共感の表出(99% vs. 85%、P<0.001)、信頼関係の構築(94% vs. 72%、P<0.001)について高く評価した。患者は、外科医とのコミュニケーションが円滑になる点や顔が見える方がよい点などを理由に透明マスクを好んだが(100% vs. 72%、P<0.001)、外科医の53%は、標準的なマスクよりも透明マスクを優先的に選択することはないと回答した。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらか...