1. m3.comトップ
  2. 海外ジャーナル
  3. 強化降圧治療で海馬体積が有意に減少

強化降圧治療で海馬体積が有意に減少

2021年4月4日  JAMA Neurology

糖尿病や脳卒中の既往がない50歳以上の高血圧患者を対象に強化降圧治療(収縮期血圧目標値120mmHg未満)と標準降圧治療(同140mmHg未満)の有効性を比較した無作為化臨床試験(SPRINT MIND試験)の2次解析で、強化降圧治療とアルツハイマー病(AD)関連脳バイオマーカーとの関連を検討。試験開始時時の頭部MRIデータが得られた673例(平均年齢67.3歳、女性40.3%)のうち、中央値3.98年後のMRIデータが得られた454例を解析対象とした。 その結果、海馬体積の平均値は強化治療群で7.45cm3から7.39cm 3に(差-0.06cm3)、標準治療群では7.48cm3から7.46cm3(同-0.02cm3)に変化し、変化量の群間差は-0.033cm 3(95%CI -0.062--0.003、P=0.03)だった。ADに関連を示す脳領域の萎縮、脳血流量、平均異方性度に有意差は見られなかった。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファ...