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60歳以上の女性で切迫性・混合性尿失禁が増加傾向、米

2021年4月10日  American Journal of Obstetrics and Gynecology

20歳以上の米国女性1万9791人を対象に、2005-18年の尿失禁の有病率および尿失禁関連因子を検討。2年を1周期とした全米健康栄養調査の連続7周期のデータを用いて、腹圧性尿失禁、切迫性尿失禁、混合性尿失禁の加重有病率を推定した。 その結果、2017-18年の有病率は、腹圧性尿失禁45.9%、切迫性尿失禁31.1%、混合性尿失禁18.1%だった。2005-18年では、腹圧性および混合性尿失禁の全体的な有病率は安定していた(いずれも傾向性のP=0.3)が、60歳以上の女性では混合性尿失禁の有病率が上昇した(P=0.001)。切迫性尿失禁の有病率は、特に60歳以上の女性で有意に上昇した(P=0.002)。年齢、肥満、喫煙、併存疾患、閉経後のホルモン療法に全種類の尿失禁の有病率上昇との関連が認められた。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるものではありません。詳しくは投稿フォームをご確認ください。) 記...