1. m3.comトップ
  2. 海外ジャーナル
  3. 黒色腫高リスク者用の検診プログラムが有用

黒色腫高リスク者用の検診プログラムが有用

2021年4月15日  専門誌ピックアップ

オーストラリアで、悪性黒色腫高リスク者を対象とした6カ月ごとの全身検査を伴う経過観察プログラムの長期的な持続可能性および実施施設拡大の可能性を前向きコホート研究で検討。皮膚科クリニック3施設およびプライマリケアの皮膚がんクリニック1施設から悪性黒色腫の発生リスクが高い患者593例を組み入れた。新規病変の発生および特性、ならびに診断補助と新規悪性黒色腫の検出率の関連などを評価項目とした。 中央値2.9年の追跡期間で、原発性悪性黒色腫171個を切除した。切除した良性病変と悪性病変の全体の比率は0.8:1.0、良性色素細胞性母斑と悪性黒色腫の比率は2.4:1.0で、この比率は4施設でほぼ同じだった。新規悪性黒色腫の31.6%が全身写真撮影、29.2%がデジタルダーモスコピーを用いた観察から検出された。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるものではありません。詳しくは投稿フォームをご確認ください。) 記事へ...