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Ad26.COV2.Sワクチン、P1で迅速な抗体反応

2021年4月17日  Journal of the American Medical Association

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対するAd26.COV2.Sワクチンの免疫原性を無作為化二重盲検プラセボ対照第I相臨床試験の一環として、米国マサチューセッツ州ボストンの単一臨床施設で実施した。試験は有効性を検討する第III相試験が2件進行中。 その結果、被験者25例(年齢中央値42歳、女性52%、男性44%、不明4%)を割り付けた全例が71日目中間評価項目まで試験を完了した。初回接種後8日目までに、結合抗体はワクチン接種者の90%、中和抗体は25%に急速に出現した。57日目までに、1回の接種でワクチン接種者の100%に結合抗体と中和抗体が検出された。71日目のワクチン接種群のスパイク特異的な幾何平均結合抗体価は2432-5729、幾何平均中和抗体価は242-449だった。抗体サブクラス、Fc受容体結合特性、抗ウイルス機能も惹起され、CD4+とCD8+ T細胞応答も誘導された。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なり...