1. m3.comトップ
  2. 海外ジャーナル
  3. がん患者のCOVID-19重症化リスクに化学療法歴

がん患者のCOVID-19重症化リスクに化学療法歴

2021年4月25日  専門誌ピックアップ

COVID-19 and Cancer Consortiumレジストリに登録された活動性のがんまたはがん既往歴のある新型コロナウイルス感染症(COVID-19)患者4966例を対象に、COVID-19重症化関連因子を検討した。 その結果、高齢、男性、肥満、心血管および肺の併存疾患、腎臓病、糖尿病、非ヒスパニック系黒人、ヒスパニック系、ECOG全身状態不良、直近の細胞毒性化学療法、血液悪性腫瘍にCOVID-19重症化に関連が認められた。入院患者では、絶対リンパ球数低下または上昇、絶対好中球数上昇、血小板数低下、クレアチニン異常値、トロポニン異常値、LDH異常値、CRP異常値が重症度上昇との関連が認められた。特定の抗がん療法(R-CHOP、プラチナ製剤とエトポシド併用、DNAメチルトランスフェラーゼ阻害薬など)を受けていると、30日全死亡率が上昇した。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるものではありま...