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新規BRCA陽性進行卵巣がん、オラパリブで健康関連QOL改善

2021年4月27日  The Lancet Oncology

新たに診断に受けたBRCA遺伝子変異陽性進行卵巣がん患者を対象に、オラパリブによる健康関連QOLと患者中心転帰の改善効果を第III相国際多施設無作為化試験(SOLO1試験)で検討。適格患者391例をオラパリブ(260例)とプラセボ(131例)に無作為に割り付けた。 その結果、追跡期間中央値はオラパリブ40.7カ月、プラセボ41.2カ月だった。両群の24カ月後の卵巣がん治験転帰指標(TOI)スコアに、臨床的に重要な変化は認められなかった(24カ月後の補正後平均スコア変化値:オラパリブ群0.30点、プラセボ群3.30点、群間差-3.00、P=0.0010)。質調整後の平均無増悪生存期間(オラパリブ29.75カ月 vs. プラセボ17.58カ月、差異12.17カ月、P<0.0001)、重大な毒性症状がない期間(TWiST)の平均(オラパリブ33.15カ月 vs. プラセボ20.24カ月、差異12.92カ月、P<0.0001)もオラパリブの方が有意に長かった。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿で...