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アロプリノール尿酸降下療法で若年成人の血圧低下せず

2021年4月27日  専門誌ピックアップ

18-40歳の若年成人99例を対象に、アロプリノールによる尿酸降下療法による血圧低下効果を二重盲検無作為化クロスオーバー試験で検討。収縮期血圧(SBP)120mmHg以上160mmHg未満または拡張期血圧(DBP)80mmHg以上100mmHg未満かつ血清尿酸値5.0mg/dL以上の男性および4.0mg/dL以上の女性を対象とした。 その結果、intention-to-treat解析で、SBPはアロプリノール投与期(平均±標準誤差:-1.39±1.16mmHg)またはプラセボ投与期(-1.06±1.08mmHg)に変化が見られなかった。血流依存性血管拡張反応(血管内皮機能の指標)は、プラセボよりもアロプリノール投与期の方が高かった(-0.1%vs. 2.5%、P<0.001)。高感度C反応性蛋白値に変化はなく、重篤な有害事象も見られなかった。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるものではありません。...