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耳鼻科研修医、ナイトフロート導入に好印象

2021年5月9日  The Laryngoscope

2015-23年に卒業または卒業予定の研修医を対象に、耳鼻咽喉科研修プログラムへのナイトフロート(NF)制度導入に関する考えを後ろ向き調査で検討した。 30人(93.8%)が回答した。NFを導入している研修プログラムに参加する医師(NFあり群)はNFを導入していない研修プログラムに参加する医師(NFなし群)に比べ、週80時間勤務、7日中1日の休日、3日ごとのオンコール、適正なシフト間隔、24時間連続勤務後の休憩時間割り当てへの違反に対して効果があるとの回答率が高かった。研修医はNFによって患者の治療、研修医教育、研修医のモラルが改善していることにおおむね同意した。NFあり群で、卒後2年目(PGY2)の症例数への影響は明確ではなかったが、PGY5までの全症例数に影響があるという意見に否定的だった。PGY2とPGY5で経験数に差が見られた主要指標(KI)症例は、気道確保症例(P=0.004、0.002)および気管支鏡(P=0.02、0.006)で、いずれもNF群の方が有意に高かった。卒後年数に関係なく、NFなし群に多かったKI症例は甲状腺手術のみだった。 この記事への読者の皆様(医師)か...