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上腕骨骨幹部骨折の一部に手術は不要?(2021/5/12訂正)

2021年5月12日  JAMA Surgery

フィンランドで、閉鎖性で変位を伴う上腕骨骨幹部骨折成人患者82例を対象に、手術治療(プレート固定手術)と非手術的処置(機能的装具装着)の転帰を無作為化臨床試験の2次解析で比較(FISH試験)。機能的装具装着群を骨折治癒成功群(装具装着群)と骨折治癒に問題のある2次手術群に分けた。主要評価項目は2年後のDisabilities of Arm, Shoulder and Hand(DASH)スコア(範囲0-100点、0点が障害なし、臨床的意義のある最小変化量10)とした。 その結果、DASHスコアの平均は、初回手術群6.8点、装具装着群6.0点、2次手術群17.5点だった。初回手術群と2次手術群の群間差は−10.7点(95%CI −19.1-−2.3、P=0.01)、装具装着群と2次手術群の差は−11.5点(同−20.1-−2.9、P=0.009)だった。 【訂正】2021年5月12日に以下を訂正しました。 見出しに誤りがあったので「上腕骨骨幹部骨折の一部に手術は不要?」に変更しました。お詫びして訂正します。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿...