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就学前小児のADHD、薬剤療法で症状改善

2021年5月17日  Journal of the American Medical Association

米国で、就学前年齢児の注意欠如・多動症(ADHD)に用いるα2アドレナリン作動薬と中枢刺激薬の有効性と有害事象を後ろ向き電子診療録調査で比較。発達・行動小児科施設7カ所で外来診療を受けたADHD児497例(薬物療法開始時の年齢中央値62カ月齢、男児82%)の診療録を対象とした。 その結果、初回薬物療法として、35%にα2アドレナリン作動薬(使用期間中央値136日)、65%に中枢刺激薬が処方されていた(同133日)。α2アドレナリン作動薬投与例の66%(95%CI、57.5-73.9)、中枢刺激薬投与例の78%(同72.4-83.4)で改善が報告された。有害事象発現率は、日中の眠気がα2アドレナリン作動薬の方が中枢刺激薬よりも高頻度で(38% vs. 3%)、不機嫌・易刺激性(50% vs. 29%)、食欲抑制(38% vs. 7%)、睡眠困難(21% vs. 11%)は、中枢刺激薬の方が多かった。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスと...