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寛解期RA、従来型DMARD漸減は一部で再燃につながる可能性

2021年5月18日  Journal of the American Medical Association

一定用量の従来型合成疾患修飾性抗リウマチ薬(DMARD)を投与して12カ月間寛解を維持している寛解期関節リウマチ(RA)患者155例を対象に、従来型DMARD漸減(半用量)による再燃リスクを多施設共同並行群間非盲検無作為化非劣性試験で検討(ARCTIC REWIND試験)。一定用量維持群と比較した。主要評価項目は、12カ月後までに再燃した患者の割合とし、Disease Activity Score(DAS)スコア1.6点(RA寛解の閾値)超、DASスコアが0.6点増加、腫脹関節数が2カ所以上を再燃と定義した。患者および医師がともに臨床的に重大な再燃が生じたと合意した場合も再燃とすることとした。非劣性マージンをリスク差20%と規定した。 その結果、従来型DMARD半用量群77例中19例(25%)、一定用量群78例中5例(6%)に再燃が認められた(リスク差18%、95%CI 7-29)。それぞれ34例(44%)および42例(54%)に有害事象が発現した。試験中止に至った患者はおらず、死亡は認められなかった。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿し...