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ループス腎炎、voclosporin併用で腎奏効率改善

2021年5月19日  Lancet

ループス腎炎患者を対象に、ミコフェノール酸モフェチルと低用量ステロイドに上乗せした新規カルシニューリン阻害薬voclosporinの有効性と安全性を二重盲検無作為化第III相試験で検討(AURORA 1試験)。179例をvoclosporin群、178例をプラセボ群に割り付けた。主要評価項目は、52週時の完全な腎奏効(尿蛋白/クレアチニン比0.5mg/mg以下、腎機能安定、レスキュー薬投与なし、44-52週に3日以上連続または7日以上prednisone当量10mg/日以下の複合と定義)とした。 その結果、voclosporin群はプラセボ群に比べて、主要評価項目の達成率が有意に高かった(41% vs. 23%、オッズ比2.65、95%CI 1.64-4.27、P<0.0001]。有害事象プロファイルは両群で同様だった。重篤な有害事象はvoclosporin群の21%、プラセボ群の21%に発生した。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンス...