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HADS-Dは閾値7点以上で感度+特異度が最大

2021年5月20日  British Medical Journal

身体疾患がある患者のうつ病評価ツールHospital Anxiety and Depression Scale抑うつ下位尺度(HADS-D)の精度を評価すべく、系統的レビューと個別患者データのメタ解析を実施。半構造化、構造化、簡易構造化診断面接を用いた研究101件(2万5574例、うつ病患者2549例)を解析して、感度と特異度を推定した。 その結果、感度と特異度の合計は、閾値7点以上で最大となった。半構造化面接を用いた研究(57件、1万664例、うつ病患者1048例)では、感度と特異度は、閾値7点以上で0.82(95%信頼区間0.76-0.87)と0.78(0.74-0.81)、閾値8点以上で0.74(同0.68-0.79)と0.84(同0.81-0.87)、閾値11点以上で0.44(同0.38 -0.51)と0.95(同0.93-0.96)だった。参照基準や下位集団全体でも、データを提供しなかった研究からの公表結果を含めた場合でも精度がほぼ同じだった。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿...