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18F-フルシクロビンPET/CT併用で再発前立腺がんの生存改善

2021年5月20日  Lancet

再発前立腺がんの救済放射線療法の決定に用いる18F-フルシクロビンPET-CT検査と従来の画像検査(骨スキャンおよびCTまたはMRI)ががん制御に果たす役割を単一施設非盲検第II/III相無作為化試験で検討(EMPIRE-1試験)。前立腺摘除後に前立腺特異抗原が検出された前立腺がん患者165例を従来の画像検査と18F-フルシクロビン-PET-CT検併用群と従来の画像検査単独群に割り付けた。主要評価項目は3年無イベント生存率とし、生化学的再発または進行、臨床的再発または進行、全身療法の開始をイベントと定義した。 その結果、3年無イベント生存率は、従来の画像検査群63.0%、PET/CT検査併用群75.5%だった(P=0.0028)。PET/CT検査併用の有無に無イベント生存との有意な関連が認められた(ハザード比2.04、95%CI 1.06-3.93、P=0.0327)。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採...