進行nccRCCの1次治療にレンバチニブ+エベロリムスが有望
2021年5月23日
European Urology
切除不能な進行または転移性の非淡明細胞型腎細胞がん(nccRCC)患者31例(乳頭状20例、嫌色素性9例、分類不能型2例)を対象に、1次治療に用いるチロシンキナーゼ阻害薬レンバチニブとmTOR阻害薬エベロリムス併用の安全性と有効性を非盲検単群第II相試験で検討した。 その結果、治験責任医師が固形がんの効果判定規準(RECIST)第1.1版に基づき判定した最良総合効果は部分奏効(乳頭状3例、嫌色素性4例、分類不能型1例の計8例)で、全客観的奏効率(ORR)は26%だった。無増悪生存期間中央値は9.2カ月、全生存期間中央値は15.6カ月だった。試験治療下で発現した有害事象で特に頻度の高かったものは、疲労(71%)、下痢(58%)、食欲減退(55%)、悪心(55%)、嘔吐(52%)だった。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるものではありません。詳しくは投稿フォームをご確認ください。) 記事へのコメント投...
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