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NSCLCのリンパ節転移予測モデルが有用性示す

2021年5月24日  Chest

超音波気管支鏡下針生検(EBUS-TBNA)による病期診断を受け、PET-CT画像で判定した臨床的病期分類がT1-3、N0-3、M0の非小細胞肺がん(NSCLC)患者1799例を対象に、リンパ節腫脹の評価を支援するHALモデルと放射線治療を実施するための縦郭腫瘍の評価を支援するHOMERモデルによるリンパ節転移予測を多施設前向き観察コホート研究で評価した。 その結果、HALとHOMERの識別能は良好で、N1病変または進行病変(N1|2|3)の予測に対するHALの受信者操作特性曲線下面積(AUC)は0.873(95%CI 0.856-0.891)、HOMERは0.837(同0.814-0.859)で、N2|3病変では0.876(同0.855-0.897)だった。ブライアスコアは、それぞれ0.117と0.349だった。両モデルともにキャリブレーションプロットも良好で、HALに関するN2|3病変の予測と実際の確率の差は+0.012であり、HOMERに関するN1|2|3に対する差は-0.018で、N2|3では+0.002だった。ホスマー・レメショウ検定では両モデルともに有意であり(P=0.0...