1. m3.comトップ
  2. 海外ジャーナル
  3. 早期ESCCの内視鏡下切除+術後補助化学療法、食道切除と転帰同等

早期ESCCの内視鏡下切除+術後補助化学療法、食道切除と転帰同等

2021年5月25日  Surgical Endoscopy

ステージT1aM3-T1bの食道扁平上皮がん(ESCC)患者を対象に、内視鏡下R0切除術(ER)+術後補助化学療法(AT)併用戦略と食道切除術の転帰を多施設試験で比較。追跡期間中央値は32カ月だった。 傾向スコアでマッチさせたER+AT群46例と食道切除術群92例を比較した結果、全生存率に統計的差は見られず(P=0.226)、食道切除術群の1年、2年および3年の全生存率は95%、91%および84%で、ER+AT群では3年以内の死亡例はなかった。無再発生存率にも有意差は見られず(P=0.938)、食道切除術群の1年、2年および3年の無再発生存率は90%、90%および83%で、ER+AT群ではそれぞれ97%、94%、74%だった。局所再発率にも有意差は見られなかった(P=0.277)。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるものではありません。詳しくは投稿フォームをご確認ください。) 記事へのコメント投稿...