新たに病期III/IV期の卵巣がんの診断を受けた脆弱な70歳以上の患者120例を対象に、カルボプラチン単剤療法とカルボプラチン+パクリタキセル併用療法を非盲検無作為化試験で比較。患者を3週に1回カルボプラチン+パクリタキセル併用群(標準療法)、3週に1回のカルボプラチン単剤群、週1回のカルボプラチン+パクリタキセル併用群に均等に割り付け、主要評価項目は治療の実施可能性(化学療法6サイクル完了と定義)とした。 その結果、標準療法群の65%、単剤群の48%、週1回併用群の60%が6サイクルを完了した。治療関連有害事象の発現頻度は、単剤群または週1回併用群(両群ともに58%)よりも標準療法群(43%)の方が低かった。カルボプラチン単剤群の生存率が著しく低下したため、独立データモニタリング委員会の勧告によって試験は中止となった。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるものではありません。詳しくは投稿フォームを...
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