閉塞性肥大型心筋症のmavacamten、患者の健康状態改善

症候性閉塞性肥大型心筋症患者251例で心筋ミオシン阻害薬mavacamtenを検討した第III相二重盲検無作為化プラセボ対照試験（EXPLORER-HCM試験）の2次解析を実施。カンザスシティ心筋症質問票（KCCQ）を用いて患者の健康状態（症状、身体的・社会的機能、生活の質）にもたらす効果を検討した。 その結果、mavacamten群はプラセボ群に比べて、30週時（投与終了）のKCCQ総合要約スコア（OS）の変化量が大きく（平均14.9点 vs. 5.4点、差＋9.1点、95％CI 5.5-12.8、P＜0.0001］、KCCQの全下位尺度で同等の有益性が認められた。スコア変化量が特に大きかった（KCCQ-OS 20点以上）患者の割合は、mavacamten群36％、プラセボ群15％だった（推定絶対差21％、治療必要数5、95％CI 3-11）。 この記事への読者の皆様（医師）からのコメントを募集しています。（こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるものではありませ...