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視覚障害があると死亡リスクが上昇

2021年5月28日  専門誌ピックアップ

40-80歳のアジア人9986例を対象に、視覚障害と主要な眼疾患が死亡リスクに及ぼす影響を前向き試験で検討(Singapore Epidemiology of Eye Disease Study)。追跡期間中央値は8.8年で、1210例(12.1%)が死亡した。 多変量モデルでの解析の結果、正視群に比べると、視覚障害群の死亡リスクが高く(ハザード比1.53、95%CI 1.30-1.81)、民族別では中国系(同1.63、1.08-2.48)、マレー系(同1.31、1.06-1.62)、インド系(同2.25、1.61-3.15)に有意な関連が見られた。白内障、未矯正の屈折異常(URE)、糖尿病網膜症に死亡リスクとの有意な関連が認められた(同1.30、1.22、1.54)。前向き試験12件(対象計5万8034例)のメタ解析で、視覚障害で死亡リスクが30%高くなった(同1.3、1.2-1.5)。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なり...