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米のがん検診受診率、COVID-19大流行で大きく低下

2021年5月31日  JAMA Oncology

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)流行に伴うがん検診受診率の低下度を後ろ向きコホート研究で検討。2018-20年の1-7月のメディケアまたは民間保険加入者データを解析対象とした。 その結果、2020年の3-5月で2019年の同時期よりも受診率が急激に減少し、減少率は4月で最も高かった(乳がん-90.8%、大腸がん-79.3%、前立腺がん-63.4%)。乳がんおよび前立腺がんの月間受診率は7月までにほぼ完全に回復した。米国全体での絶対減少度は乳がん390万件、大腸がん380万件、前立腺がん160万件と推定された。地域別では北東部で最も急激な減少が見られ、中西部および南部に比べ西部で回復速度が緩慢だった。社会経済的地位(SES)別ではSES指数の最高四分位群で減少度が最も大きく、2020年にSESによる受診格差の縮小が見られた。多変量解析で遠隔医療使用は受診率増加と関連した。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。ま...