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慢性心不全入院患者、個別化栄養サポートで死亡リスク減

2021年5月31日  Journal of the American College of Cardiology

栄養リスクが高い慢性心不全の入院患者645例を対象に、患者個別の栄養支援による死亡抑制効果を医師主導の非盲検試験で検討(EFFORT試験)。患者をエネルギー、タンパク質および微量栄養素の摂取目標を達成するための栄養支援を受けるグループと標準的な病院食を摂るグループに無作為に割り付けた。主要評価項目は、30日全死亡率とした。 その結果、無作為化後30日までに死亡したのは、栄養支援群321例中27例(8.4%)、病院食群324例中48例(14.8%)だった(オッズ比0.44、95%CI 0.26-0.75、P=0.002)。栄養リスクが高い患者で、栄養支援による利益が最も大きかった。栄養支援群の方が、30日時点の主要心血管イベントリスクも低かった(17.4% vs. 26.9%、オッズ比0.50、95%CI 0.34-0.75、P=0.001)。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるものではありません。...