夜間覚醒が長期心血管・死亡リスクに影響

高齢者の夜間の覚醒負荷と長期的な全死因死亡および心血管死の関連を検討。Osteoporotic Fractures in Men Study（MrOS）Sleep study（追跡期間11.2±2.1年）の男性参加者2782例、Study of Osteoporotic Fractures（SOF、同6.4±1.6年）の女性参加者424例、Sleep Heart Health Study（SHHS、同10.7±3.1年）の男性参加者2221例および女性参加者2574例を対象とした。睡眠ポリグラフで夜間覚醒の負荷を評価した。 交絡因子で調整した多変量コックス比例ハザード解析で、女性の覚醒負荷に全死因死亡（SOF：ハザード比1.58、95％CI 1.01-2.42、P＝0.038、SHHS：同1.21、1.06-1.42、P＝0.012）および心血管死（SOF：同2.17、1.04-4.50、P＝0.037、SHHS：同1.60、1.12-2.28、P＝0.009）との関連があることが示された。男性でも、覚醒負荷に全死因死亡（MrOS：ハザード比1.11、95％CI 0.94-1.32、...