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急性胆管炎、12時間以内のERCPで再入院率低下

2021年6月8日  Surgical Endoscopy

内視鏡的逆行性胆道膵管造影(ERCP)を受けた急性胆管炎患者487例の医療記録をレビューし、発症から12時間以内のERCPが臨床転帰の改善と関連するかを検討。12時間以内にERCPを施行した患者は147例だった。 傾向スコアでマッチさせた12時間以内と12時間以降のERCP施行患者145組を比較した結果、主要評価項目の入院期間は同等だった(135.9時間 vs. 122.1時間、P=0.094)。副次評価項目の死亡率、ERCP失敗、有害事象、集中治療室入室の必要性および入室期間、胆管炎再発に差はなかったが、30日再入院率は12時間以内のERCP施行患者の方が低かった(7.6% vs. 15.2%、P=0.042)。二次分析で比較した6時間以内と6時間以降のERCPの転帰に有意差はなかった。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるものではありません。詳しくは投稿フォームをご確認ください。) 記事へのコメ...