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電動スクーターのライドシェアで頭頸部傷害増加、米

2021年6月13日  The Laryngoscope

米国で2009-19年に電動スクーター関連のけがのため救急科を受診した患者2823例を対象に、電動スクーター関連の頭頸部傷害の患者数を後ろ向き横断研究で推定。区分線形回帰で、ライドシェアプログラム導入前後の傷害発生率の年変化を定量化した。 その結果、2009-19年の全米の電動スクーター傷害例の総数は10万3943例と推定され、10万人年当たりの発生率は2017年の2.42、2018年の4.46から2019年には8.63へと増加した。頭頸部傷害例数の加重推定値は2万9610例で、全傷害の28.5%を占めた。2017年までは17歳以下で頭頸部傷害発生率が最も高かったが、その後18-44歳で有意に増加し(P<0.001)、2018-19年で発生率の最も高い年齢群となった。10万人年当たりの頭頸部傷害発生率は2009-17年で0.02例の低下を示したが、2017年以降は1.22例の増加を示した。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なり...