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進行膵がんのrucaparib維持療法、有効性と安全性確認

2021年6月13日  Journal of Clinical Oncology

BRCA1、BRCA2またはPALB2遺伝子の生殖細胞系列(g)または体細胞(s)病原性変異を有するプラチナ感受性進行膵がん患者46例を対象に、維持療法に用いるポリ(ADP-リボース)ポリメラーゼ(PARP)阻害薬rucaparibの有効性と安全性を第II相単群試験で検討した。 42例(gBRCA2変異27例、gBRCA1変異7例、gPALB2変異6例、sBRCA2変異2例)が評価可能だった。6カ月無増悪生存率(PFS)は59.5%、PFS中央値は13.1カ月、全生存期間中央値は23.5カ月だった。測定可能病変を有する36例の客観的奏効率は41.7%(完全奏効3例、部分奏効12例)、病勢制御率は66.7%だった。gBRCA2変異例の41%、gPALB2変異例の50%、sBRCA2変異例の50%が奏効を得た。安全性に関する新たな懸念事項は認められなかった。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるものでは...