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10代の社会不安障害にオンラインCBTが有効

2021年6月16日  JAMA Psychiatry

10-17歳の社会不安障害患者103例(平均年齢14.1歳、女児77%)とその親を対象に、セラピストが主導するオンライン認知行動療法(ICBT)とオンライン支持療法(ISUPPORT)の有効性および費用対効果を10週間の無作為化臨床試験で比較した。 その結果、ICBT群の臨床重症度評定(Clinical Severity Rating、範囲0-8点、スコア4点以上で事例性)平均スコアは試験開始時5.06点、治療終了後3カ月時3.96点、ISUPPORT群ではそれぞれ4.94点、4.48点となり、ICBTの方が重症度の低下作用が有意に高く、治療終了3カ月時の効果量に有意差が見られた(d=0.67)。費用対効果解析で、主にICBT群での薬剤費用低下(z=2.38、P=0.02)および学校での生産性増加(z=1.99、P=0.047)の点で、ICBTはISUPPORTに比べ費用対効果が高かった。ISUPPORT群で自殺企図が1件のあったほかは、重篤な有害事象は両群ともに発生しなかった。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名...