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2型糖尿病、リアルタイムCGMでHbA1cが有意に改善

2021年6月16日  Journal of the American Medical Association

米北カリフォルニア単施設でインスリンによる治療を受けている糖尿病患者4万1753例(1型5673例、2型3万6080例)を対象に、リアルタイム持続血糖測定(CGM)による臨床転帰の変化を差分の差分分析を用いた探索的後ろ向きコホート研究で検討。ベースライン前後12カ月間で、HbA1c、低血糖など10項目を評価した。 リアルタイムCGM開始者は3806例(平均42.4歳、女性51%、1型91%、2型9%)、非開始者(基準群)3万7947例(平均63.4歳、女性49%。1型6%、2型94%)だった。開始者はベースライン前の平均HbA1cが非開始者より低かったが、低血糖と高血糖の発生率は高かった。平均HbA1cは、開始者は8.17%から7.76%に、非開始者は8.28%から8.19%に低下した(調整後の差分の差分推定値-0.40%、95%CI -0.48--0.32%、P<0.001)。 リアルタイムCGM開始者の低血糖発生率は5.1%から3.0%に減少したが、非開始者群は1.9%から2.3%に増加した(差分の差分推定値-2.7%、同-4.4--1.1%、P=0.001)。HbA1cが7%未...