CKD＋2型DM患者、finerenoneでAF新規発症減

レニン・アンジオテンシン系阻害薬治療中の慢性腎臓病（CKD）と2型糖尿病（T2D）合併患者5674例を対象に、非ステロイド性選択的ミネラルコルチコイド受容体拮抗薬finerenoneの心房細動または心房粗動（AF/AFL）の新規発症リスク抑制効果を検証（FIDELIO-DKD試験）。461例（8.1％）がAFF既往歴を有していた。 その結果、AF/AFL新規発症率はfinerenone群3.2％、プラセボ群4.5％だった（ハザード比0.71、95％CI 0.53-0.94、P＝0.016）。主要複合評価項目（腎不全、推算糸球体濾過量の40％以上の持続的低下または腎臓死）および副次的複合評価項目（心血管死、非致死性心筋梗塞、非致死性脳卒中または心不全による入院）でのfinerenoneの効果に、ベースラインのAF/AFL既往による有意差は見られなかった（相互作用のP＝0.16、0.85）。 この記事への読者の皆様（医師）からのコメントを募集しています。（こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なりま...