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PBB疑い児への抗菌薬治療、4週間 vs. 2週間

2021年6月22日  専門誌ピックアップ

4週間以上の湿性咳嗽が続き遷延性細菌性気管支炎(PBB)が疑われる小児106例(生後2カ月-19歳)を対象に、2週間と4週間の抗菌薬治療を二重盲検プラセボ対照無作為化比較試験で比較(DACS試験)。アモキシシリン・クラブラン酸配合剤の4週間投与が2週間投与に対して臨床転帰の改善で優越性を示すという仮説を立てた。 その結果、主要評価項目に規定した28日時の臨床的治癒(咳嗽消失)率は4週間投与群62%、2週間投与群70%で、有意差はなかった(調整後相対リスク0.87、95%CI 0.60-1.28、P=0.49)。4週間投与群では2週間投与群に比べて、副次評価項目の次の湿性咳嗽増悪までの期間が有意に長かった(中央値150日 vs. 36日、調整ハザード比0.47、0.25-0.90、P=0.02]。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるものではありません。詳しくは投稿フォームをご確認ください。) 記事への...