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脾弯曲部結腸がんの腹腔鏡下CMEとCVLは実施可能

2021年6月22日  Surgical Endoscopy

日本国内で中枢側高位結紮(central vascular ligation:CVL)を伴う腹腔鏡下全結腸間膜切除術(complete mesocolic excision:CME)を施行した脾弯曲部結腸がん患者45例のデータを後ろ向きに解析し、短期および長期転帰を検討した。 その結果、全例でCVLを伴う腹腔鏡下CMEが成功した。手術時間中央値は178分、推定失血量中央値は20gだった。周術期合併症が6例(13.3%)に発生した。術後入院期間中央値は9日だった。摘出リンパ節数中央値は15個で、14例(31.1%)にリンパ節転移が見られた。5年累積全生存率と無病生存率は85.9%、84.7%で、ステージI-IIIの患者のがん特異的生存率は92.7%だった。5例(11.1%)に再発が見られた(腹膜播種3例、遠隔転移2例)。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるものではありません。詳しくは投稿フォームをご...