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人工内耳による音声認識、移植後10年間で安定または改善

2021年6月23日  The Laryngoscope

デバイス使用歴が5年以上の成人人工内耳(CI)移植者352例387耳を対象に、移植時年齢と聴覚経験(listening experience)に応じた音声認識の特性を後ろ向きレビューで検討。音声認識は静寂下でのconsonant-nucleus-consonant(CNC)単語聴取能およびAzBio sentencesを用いた10-talker noise masker(10dbの信号対雑音比)下での文聴取能で評価された。 その結果、音声認識能は高齢群よりも若年群の方が高く、移植後10年間にわたり安定または改善していた。移植時年齢に応じて聴覚順応に差が生じる兆候は見られなかった。音声認識能の高いCI移植者で、移植時年齢の影響は静寂下での単語認識に比べ雑音下での文認識に対して大きかった。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるものではありません。詳しくは投稿フォームをご確認ください。) 記事へのコメント...