1. m3.comトップ
  2. 海外ジャーナル
  3. HAE発作予防薬lanadelumab、投与間隔の段階的延長が可能

HAE発作予防薬lanadelumab、投与間隔の段階的延長が可能

2021年6月25日  専門誌ピックアップ

遺伝性血管性浮腫(HAE)の患者24例と後天性C-1インヒビター欠損による血管性浮腫の患者4例を対象に、HAEの発作抑制に用いる完全ヒト型抗ヒト血漿カリクレインモノクローナル抗体lanadelumabの有効性と安全性、および注射間隔の延長可能性について実際の治療結果を調査した。 血管浮腫制御テスト値は、平均7.5(病勢制御不良)から14.9(制御良好)に改善し、全例で適切な病勢制御を示した。また血管性浮腫に関する生活の質の質問票スコアは、1件の外れ値を除き、わずかに低下した(平均14点)。データ収集時、9例は固定注射間隔を平均30日とし、22例は治療開始から無症状のため注射間隔を30日から32.5日(中央値)に延長した。3例は途中で見られた症状のため初期投与間隔の24日から21日への短縮が推奨された。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるものではありません。詳しくは投稿フォームをご確認ください。) ...