新型コロナB.1.1.7変異株は野生型より入院リスク高い
2021年6月25日
British Medical Journal
英イングランドで、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)変異株B.1.1.7(Variant of concern 202012/01)と野生型SARS-CoV-2変異株の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)入院リスクとの関連性を後ろ向きコホート解析で比較。COVID-19患者83万9278例を対象とし、B.1.1.7変異株の特徴SGTF(S-gene target failure)が評価できるTaqPathアッセイを実施した。主要評価項目は、SARS-CoV-2検査初回陽性から14日間以内の入院とした。 その結果、SGTFを認める変異株の感染者59万2409例中2万7710例(4.7%)、SGTFを認める変異株の非感染者24万6869例中8523例(3.5%)に主要評価項目が発生した。SGTF変異株非感染者と比較した変異株感染者のCOVID-19患者の層別調整済み入院ハザード比は、1.52(95%CI 1.47-1.57)だった。この作用は年齢の影響を受け(P<0.001)、SGTF変異株非感染者と比較したSGTF変異株感染者のハザード比は、20歳未満で0.93-1.2...
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