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新型コロナ流行下で米の平均寿命が大幅に低下

2021年6月30日  British Medical Journal

2020年の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)流行が米国の平均寿命に及ぼした影響を暫定死亡率データを用いたシミュレーションで推定し、他の高所得16カ国と比較した。 2010年から2018年にかけて、米国と対象諸外国平均との平均寿命の差が、1.88歳(78.66歳 vs. 80.54歳)から3.05歳(78.74歳 vs. 81.78歳)に拡大した。2018年から2020年の変化を見ると、米国の平均寿命が1.87年短縮し(2020年76.87歳)、諸外国平均(0.22年)よりも短縮幅が8.5倍大きく、差が拡大して4.69年となった。このほか、2018年から2020年にかけての米国の平均寿命は、少数人種・民族で大幅な短縮が見られた(ヒスパニック系で3.88年、非ヒスパニック系黒人で3.25年、非ヒスパニック系白人で1.36年短縮)。 この記事への読者の皆様(医師)からのコメントを募集しています。(こちらから投稿していただくコメントは実名での投稿になり、匿名で投稿できるDoctors Community・カンファレンスとは異なります。また、全てが採用されるものではありません。詳し...